SSブログ

「七夕(しちせき)」はどうして「たなばた」と読む? 短冊を書く理由は?

 

「たなばた」とは?


七夕(しちせき)とは旧暦の7月7日の夕方のことです。
「たなばた」は「おりひめ」と「ひこぼし」が年に一度、7月7日に会うと言うのはご存じかと思いますが、中国の古い言い伝え「織女(しょくじょ)伝説」によります。
「織女伝説」とは天の川の東側にいる織女星(おりひめ。こと座のα星、ベガ)と西側にいる牽牛(牽牛)星(ひこぼし。わし座のα星、アルタイト)はお互いに愛し合っているものの、普段は会うことが出来ず、年に一度7月7日の晩にだけデートすることが許されているという伝説です。

image

 

 

「たなばた」は「棚機」から?

 

「機」は機械などから音読みでは「き」と読むことは知られていますが、訓読みでは「はた」と読み、織物を織る道具、それで折った織物の意味で「機(はた)を織る」、として使われます。
その機(はた)に棚がついていたことから、織機を「棚機(たなばた)」と呼んでいたといわれています。
織女星はいつも機を織っていたので「棚機女」、「棚機星」と呼ばれていました。
そこから転じて7月7日の夕方を意味する「七夕(しちせき)」を「たなばた」と読ませるようになりました。
「織女星」は機織りがとても上手であったことにあやかり、この星を祭って祈ったことによるそうです。

 

短冊を書く理由は?

 

たなばた祭りをすることにより、機織だけでなくどのような技術も上手くなると言うことを信じるようになり、そのひとつとして字も上手になると7月7日の早朝に朝露で墨をすり、短冊に詩や短歌を書いて竹の枝に吊し、庭先に飾り、「織女星」に供えたとされています。
今では実現して欲しい願い事を書くようになっていますが、「どのような技術も上手くなる」と言う本来の意味からも外れているわけではないと思います。

image
nice!(11)  [編集]
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 11

Copyright © 知っておいて損しない雑学情報 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
FX

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。