SSブログ

熱帯夜に裸で寝ると涼しい?

熱帯夜とは最低気温が摂氏25℃以上の夜を言います。
その熱帯夜にパジャマなどの寝間着を着ないで、素っ裸で
寝ると涼しいと思われる方もいらっしゃるかと思います。
実は理論上は裸で寝る方が、かえって寝苦しくなるそうです。

パジャマを着た方が暑くならない理由とは

 

パジャマを着た場合と、何も着ないつまり素っ裸で寝た場合の布団の中の温度を測定した実験を行った結果があります。 条件として、両方とも薄い布団をかけておこなったそうです。
それによるとパジャマを着た場合は、何分たっても、布団の中の温度は34℃で安定してたのに対し、素っ裸の人の布団の温度は約15分後から上がりはじめて、1時間後には36℃までに上昇した結果が得られたそうです。

パジャマ  

布団綿には「湿潤熱」を発生する性質がある

 

「湿潤熱」は初めて聞いた言葉ですが、「湿潤熱」とは固体表面に液体が接触したときに発生する熱の事で、浸漬(しんし)熱とも言うそうです。
布団の綿は水分(汗)を吸い取ると熱を発生する。つまり「湿潤熱」を発生する性質があるからです。
一方、パジャマを着ていれば汗はパジャマに吸い取られて、布団綿に汗が到達しにくいので、結果として「湿潤熱」の発生を抑えられる事になります。素っ裸で寝ると汗が布団綿に吸い込まれることにより温度が上がるだけで無く、あまり衛生的ではないですね。


 

熱帯夜に快適に睡眠を取るためには?

 

パジャマを着て寝れば、素っ裸で寝るよりも温度が上がらないことは、上記の実験結果及び「湿潤熱」の理屈より分かりましたが、パジャマを着れば涼しくなるわけではないです。
エアコンをつけて寝れば快適でしょうが、節電の観点からもう少し工夫をしたい所です。

クールマックス(Coolmax)と言うは米国デュポン社が開発した素材があります。
これを利用した素材は「クールマックス ファブリック(ファブリック=布)」と呼ばれていますが、以下の原理により、体を涼しくドライな状態に保つ工夫がされています。温度だけで無くドライ(乾燥)した状態が熱帯夜でも快適に休める重要な条件です。

1)クールマックス ファブリックが体から汗を吸い上げる

2)クールマックス ファブリックが汗を吸い上げ、素早く蒸散する

3)空気がクールマックス ファブリック中に入り、体を涼しくドライな状態に保つ

クールマックス(Coolmax)は米国デュポン社の登録商標で、1986年以来、色々な製品に使われている実績のある素材です。

 

nice!(58)  [編集]
共通テーマ:健康

nice! 58

Copyright © 知っておいて損しない雑学情報 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
FX

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。