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「シルバーシート」の由来は? 敬老の日はいつ?

「シルバーシート」は、お年寄りをはじめ、体の不自由な人や妊婦さんなどの鉄道やバスの優先座席として定着しています。
シルバーシートはいつから始まったのか、また、その言葉の由来を調べて見ました。


「シルバーシート」は1973年の敬老の日から

「シルバーシート」は1973年(昭和48年)9月15日の敬老の日に当時の国鉄(現在のJR東日本)中央、京浜東北線に導入されました。


なぜ「シルバーシート」に?

「シルバーシート」の導入前に50歳以上の夫婦向けに「シルバー周遊券」と言うのを発行していて、その連想から名付けたそうです。 現在、「シルバー周遊券」はありませんが、「フルムーン夫婦グリーンパス」という、二人の年齢を合わせて88歳以上の夫婦を対象にした切符があります。これにはシルバーという言葉は使われていませんが、お二人のうちどちらかが70歳以上の場合、通常よりも安価な料金で利用することができ、これは「シルバー用」と言う名称になっています。


「シルバー」は高齢者を表す言葉に

「シルバー周遊券」、「シルバーシート」が使われる頃から、「シルバー」という言葉が、高齢者を表す言葉として、目立って使われるようになったようです。

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 海外でも「シルバー」は高齢者を表す?

英語で高齢者を表すのは、gray(グレー)の方が一般的です。
gray wisdom: 年の功 (wisdom=賢いこと、賢明)
gray haired: 老年の (haired=の頭皮をした)

日本ではグレーは灰色やねずみ色になりますが、あまり良いイメージではないですね。
「灰色高官」のように、疑惑に満ちたうさん臭いイメージがありますので、高齢者を表すのに日本では灰色ではなく、シルバーを使うようになったと考えられます。


「敬老の日」はいつ?

「敬老の日」は1965年(昭和40年)から始まった国民の祝日です。いまでも「敬老の日」と言うと、9月15日を思いだす人もいるかと思いますが、「敬老の日」が9月15日だったのは、2002年(平成14年)までで、翌2003年(平成15年)からはハッピーマンデー制度の実施により9月第3月曜日となりました。しかし、初年度の2003年の9月第3月曜日が偶然9月15日であったため、敬老の日が9月15日以外の日付になったのは、2004年(平成16年)9月20日からとなります。
「敬老の日」がハッピーマンデー制度になったため、暦によっては9月にも5連休になる年もできることになりました。
これを「シルバーウィーク」と呼ぶことがありますが、5月の「ゴールデンウィーク」に対比した呼び方で、「敬老の日」をからめた「シルバー」とは関係ないようです。

「シルバーウィーク」に5連休となるのはかなり貴重で、現行の祝日法の規定が変わらないと仮定した場合、土曜日も休みとして、2099年までに該当するのは、以下のようになります。
9月19 - 23日のパターン: 2009年、2015年、2026年、2037年、2043年、2054年、2071年
9月18 - 22日のパターン: 2032年、2049年、2060年、2077年、2088年、2094年
尚、秋分の日の日付(秋分日)は国立天文台による天文観測に依存するため、前年2月1日の官報で発表されて初めて正式な日付となります。

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